安倍政権でこそ不安定になったのではないか

投稿者: | 5月 18, 2023
この記事は以前書いたものですが、データを消失してしまい記憶に基づいて復元しました。したがって以前の記事と同趣旨ですが、一字一句同じものではありませんので、この点をお含みおきください。

今年の参院選挙演説を巡って

安倍首相(安倍自民党総裁)は、先の参院選挙で、次のように演説したという。

首相は第1次政権時に惨敗した平成19年の参院選や、その後に誕生した民主党政権を振り返って「政治は安定を失い、経済は低迷した。令和の時代を迎え、逆戻りするわけにはいかない」と訴えた。

https://www.sankei.com/politics/news/190720/plt1907200041-n1.html

政治的不安定について

政治的安定は単に一党が過半数なり、多数を占めている期間が長かったという結果に過ぎないが、ここでは強調されるべきは、「国民の試行錯誤」という歴史である。

振り返って考えると、自民党が野党に政権を譲らざるを得なかったのは、自民党の政策に国民が期待しなかった結果である。長い間に自民党がとった政策に国民がノーの審判を下したのだ。安倍総理がその判断を誤りだったというのであれば、それまで行った自民党の政策に反省がないことを意味するし、「国民の試行錯誤」という判断を愚弄するものだ。

経済的低迷について

確かに野党勢力が政権を担っていた時代は長期のデフレ時代である。特にリーマンショック、阪神・淡路大震災、東日本大震災など経済的なダメージが大きかった時代である。

でも、その前のバブルを作ったのは自民党政権だ。このバブルのつけがその後の長期デフレ時代を作り出した。

また、こんなに大きなダメージにもかかわらずそれなりの復旧、復興を続け、その上に安倍政権があるのではないか。いわば上げ潮になりかけたときに安倍政権の経済政策があるのではないか。

そんなに安倍総理だけの手柄ではないと思うがいかがか?

本当の不安定は安倍政権で始まったのではないか

不安定という言葉は落ち着きのなさを意味し、低迷と同義ではない。

「不安定」という言葉をこの意味で使えば、野党時代が低迷したかもしれないが「不安定」ではなかったような気がする。

アメリカトランプ政権の誕生と共に、世界中どこでも一触即発の緊張状態が発生している。それにほとんど盲目的に追従している安倍政権は、世界中の緊張状態を共に作り出しているとも言え、対韓国政策然り、イラン核政策然りである。

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