「遅きに失した」だけでなく、機能性食品制度に問題はないのか？

小林製薬が製造販売している「紅麹」問題について、林官房長官は「公表まで2カ月あまりの時間を要したのは誠に遺憾だ」と同社を批判したというが、そもそも機能性食品制度に問題はないか？

この制度は、食品に対する安全性についてスルーパスに機能している。時々政府は「安全性を前提に」というが、今回の事件はまさしく「安全性が問題」になっているのだ。安全性が問題になっているのに、「対応の時間」問題にすり替えられないよう気をつけようではないか！