「サン・ファン・バウティスタ号」の解体は村井知事の歴史的感性を表しているのではないか?

投稿者: | 11月 12, 2021

伊達政宗時代(1613年10月28日)の慶長使節団が使用したとされる「サン・ファン・バウティスタ号」の解体がいよいよ始まった。

宮城県慶長使節船ミュージアム「サン・ファン館」(石巻市)に係留されている木造の復元船「サン・ファン・バウティスタ号」の老朽化に伴う解体工事が10日、始まった。2022年1月には船体の取り壊しに着手し、3月下旬に終える見通し。

https://kahoku.news/articles/20211110khn000041.html

解体後は4分の1のプラスチック製で復元するらしい。

あの時代に、木造船で大航海をやってのけたことに意味があるのであって、プラスチック製とはなんとお粗末、貧相なことだ。

政宗は仙台藩とエスパーニャとの通商(太平洋貿易)を企図し、慶長18年(1613年)、仙台領内において、エスパーニャ国王・フェリペ3世の使節セバスティアン・ビスカイノの協力によってガレオン船サン・ファン・バウティスタ号を建造した。政宗は家康の承認を得ると、ルイス・ソテロを外交使節に任命し、家臣・支倉常長ら一行180余人をヌエバ・エスパーニャメキシコ)、エスパーニャ、およびローマへ派遣した(慶長遣欧使節)。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%8A%E9%81%94%E6%94%BF%E5%AE%97

その歴史的価値には見向きもしない。それだけではなく、「低コストで維持できる」とする専門家の声には耳も傾けない。

その態度は、宮城県立美術館のときと似ている。この移転計画には失敗したが・・・

そういえば宮城県には世界遺産がない。

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